校舎長有我からの手紙。
Sくんへ
高校卒業おめでとう。
そして、大学合格、本当に本当におめでとう。
Sくんと初めて出会ったのはまだSくんが小学生の時でした。
ニコニコして「うん!うん!」と頷いていた可愛かったSくんの姿を今でもよく覚えています。
中学に入って部活も一生懸命に取り組みました。
勉強も手を抜かず、部活終わりでくたくたになっても「今やるべきこと」を常に考えて、歯をくいしばって頑張りました。
テスト週間中の土日にも試合があって、その事を早め早めに考えて勉強のスケジュールを一緒に考えました。
中学三年生になって、内申点のこともよく相談しました。副教科で5をとるには、、、とよく話し合いました。
そして、最後にはついにオール5を達成しました。
毎回のテストにきちんと目標を話し合い、そのためにすべきことを一つ一つこなしましたね。
そんな姿を見せてくれていたので、目標を達成できたときは私も自分のことのように嬉しくて何度も嬉し涙がこぼれました。
高校生になって、ますます部活も大変になって、勉強しなきゃいけない量も爆発的に増えて、くたくたになりながらも、それでもいつも自分の将来の姿をきっちり見つめていました。
通学の時間を有効活用するには、効率的に単語を覚えるにはどうすればいいか、ああでもないこうでもないと話し合いました。
Sくんの将来の夢が明確に見えてきて受験する大学の話をしたときのSくんの顔がとてもりりしくて、頼もしく感じました。
そして、模試の結果に一喜一憂しながらも、きっちり反省して未来に活かそうという姿勢を崩さず、常に前だけみて一歩一歩進んできましたね。
その一歩一歩が実を結び、合格をその手につかみました。
合格の文字をネットで確認したSくんが息を切らして教室まで伝えに来てくれたあの瞬間をきっと私は死ぬまで忘れないと思います。
周りの友だちは「Sくんはもともと頭がいいからね」って言うかもしれないけども、私はそうじゃないことをとてもよく知っています。
Sくんは誰よりも前向きに努力できる人です。
努力は人を裏切らないということを長い間目の前で見せてくれてありがとう。
そして、忘れないでいてほしいことが一つあります。
Sくんの努力を私よりももっと近くでもっとじっと見つめていてくれた人があとお二人いらっしゃったことです。
もうわかりますね。
お父さんとお母さんです。
お母さんはSくんのおうちでの様子を見ていて心配なことがあると実はこっそりと私に連絡をくださっていました。
Sくんの心の中を読み取って、心配したり喜んだり、Sくんの一つ一つの努力の結晶を誰よりも見つめていてくださったお父さんお母さんの存在は本当にありがたいものです。
これからも、Sくんの後にはお父さんお母さんが揃って見守ってくださっていることでしょう。
そう思うと何も怖くないですね!
Sくんの未来がこれからも、努力の結晶でキラキラ光ることを心から祈っています。