1973年10月16日、第四次中東戦争の中、
中東の原油産油国が原油価格70%引き上げを決定すると、
10月19日、田中角栄内閣の中曽根康弘通商産業大臣が、
「紙節約の呼びかけ」
を発表します。
すると、10月下旬には「紙がなくなる」という噂が流れ始め、
11月1日午後1時半ごろ、千里ニュータウン(大阪府)の千里大丸プラザが、
特売広告に「(激安の販売によって)紙がなくなる!」と書いたところ、
300人近い主婦の列ができ、2時間のうちにトイレットペーパー500個が売り切れます。
その後、来店した顧客が広告の品物がないことに苦情を付けたため、
店では特売品でないトイレットペーパーを並べたが、それもたちまち売り切れます。
そして、噂を聞いた新聞社が「あっと言う間に値段は二倍」と新聞見出しに書いたため、
騒ぎがさらに大きくなって騒動に発展し、全国へ拡大。
結局、収束までに5か月ほどかかりました。
歴史は繰り返します。
今回のマスクもトイレットペーパーも、同じような集団心理が働いています。
トイレットペーパーがなくなるという恐怖感を持った人が買いあさる
↓
トイレットペーパーがどこの店でも売り切れる
↓
最初は楽観視していた人も巻き込まれ、買い漁るようになる
↓
慢性的な品不足になり、価格高騰。。。
のような感じですね。
ちなみに、未だに当時のトイレットペーパーを使っているご家庭もあります。
床下から天井裏、物置まで全部トイレットペーパーで埋まるほど買い溜めしてしまったのです。
3・4日で1個使うとすると、1年でおよそ100個、50年で5000個。
これぐらい買い溜めしちゃったんですね。
たしかに、床下から天井裏、物置まで詰め込めば入っちゃうかもしれませんね。
こういう方が人口の2%いれば、
全国民の1年分のトイレットペーパーがなくなってしまいます。
今回のマスクでも、毎日同じ人が買いに来ると店員さんが言ってました。
最近、ようやく流通し始めましたが、
マスクがなかなか行き渡らなかった理由の一つに、
恐怖心に駆られて毎日早朝からドラッグストアに並んでコツコツ買い溜めする
全体の2%ぐらいの人の影響もあるのではないかと思ってます。
恐怖感は人を駆り立てますから。